私たちは娘が2歳になるまでに10回以上海外旅行してきました。
初めはだいぶ勇気が入りますが、一度やってみると意外とどうにかなるものです。
ただし、予定の立て方や行き先などでは留意すべきポイントはあります。
そこで今回は子連れでの旅行に役立つ情報を紹介したいと思います。
国内旅行にも当てはまる部分あるので、参考になれば嬉しいです。
赤ちゃん連れでも旅行したほうがいい理由
おそらく多くの航空会社で2歳になると国際線では1席分予約しないといけなくなります。言い換えれば、満一才の間は、親の膝の上に乗せる形で飛行機に安く乗ることができます。
また、ホテル予約の際も、子供の年齢次第で広い部屋を要求されることがあります。
もちろん赤ちゃん連れであるがために制約があることは事実ですが、旅行費用が安いうちに行っておくのは十分理にかなっていると思います。
何よりも、思い立ったが吉日ですし将来何が起きるかもわからないので、行きたいと思った時に、行けるうちに旅行はしておいたほうがいいと思います。
子供が理由で諦めるのはもったいないと思います
行き先の選び方
基本は大人が行きたいところ
こんなことを言っては元も子もないですが、赤ちゃんのうちに旅行に行っても残念ながら子供は忘れてしまうものです。
また、子供に配慮しすぎて、海外旅行に行くこと自体が目的になって大人が楽しめなかったら本末転倒でもあります。
なので、大前提はやはり大人が行きたいところに行くべきだと思っています。
行きやすいところ
とはいえ、どこでも言い訳ではなくて、適した目的地というのはあると思っています。
例えば、ハワイ、モルディブ、セーシェルなどのビーチリゾートは、そこにいるだけで十分に快適で楽しめる街なので、赤ちゃん連れとしては正直楽です。
また、十分に交通機関が発達した街も候補になると思います。
昼寝、おむつ替え、ミルク、離乳食がどうにかなりそうな街は行けると思います。我が家も1歳未満でドバイ、1歳弱でドイツ、2歳前にバルセロナに行きましたが、いずれも無理なく十分に楽しめました。
優先順位が下がるところ
無理な移動が多いところはなかなか難しいと思っています。
例えば、トルコは長時間バス移動が多いので諦めました。またアフリカのサファリも大人は興味ありましたが、こちらも車移動し続けるだけの旅っぽかったので諦めました。
どちらも子供が大きくなってから考えたいと思います。
食事を楽しむ
どんな国に行っても、その土地の食事を楽しむことは赤ちゃん連れでもできるはずです。
特に海外は、日本よりも子供に対して寛容なところが多いので、赤ちゃん連れでも歓迎してくれるレストランもとても多いです。
バルセロナに行ってパエリアを食べるとか、ドイツに行ってビールを飲むとか、そういった目的で旅先を考えるのもおすすめです。
ホテルの選び方
次にホテルの選び方について、私の考えを共有します。
いいホテルに泊まるに越したことはない
当たり前ではありますが、お金を払うほどいいホテルに泊まれて、その方が良い想い出が作れる旅行になります。
当然予算というものがある中、おいそれと高級ホテルに泊まることはできませんが、それでも私がホテルにお金をかける価値があると思う理由を紹介させていただきます。
音が気にならない
子連れで行くとどうしても騒いだり走ったりして周りの部屋に迷惑がかかる心配があります。安宿に泊まるほど、構造上周りの音が気になるもので、いいホテルに泊まるほどその心配は少なくなります。
キッズクラブが充実
赤ちゃん連れで旅行していると、どうしても昼寝やおむつ替えでホテルに戻りながらの観光になりがちになります。あるいは、終日観光のためにベビーカーに乗せていたから、ホテルに戻ってから遊ばせたい、ということもあります。
5スターホテルに泊まると、中にキッズクラブがあることが多いので、ホテルで子供を遊ばせやすくなるのでとても助かります。
朝食バイキング充実
いいホテルに泊まるほど朝食バイキングも充実しているので、子供が食べられる食材が見つかりやすいですし、ランチ用に持って帰る事も快諾してもらえることが多いです。
我が家はタッパーを持って行って、スタッフにOKもらってからパンや果物を詰めたり、箱に入ったコーンフレークを頂いたりしてその日のランチに活用しています。
もちろん、大人が美味しい朝食をいただけるというのもとても嬉しいです。
非常時には助けてくれる
私たちの経験談ですが、ある旅行中にホテルを含む区画全体で停電になったことがありました(数時間後に復旧しました)。たまたま5スターのホテルに泊まっていましたが、そのホテルには自家発電が備えられていたので、最低限の電力を賄ってくれた他、飲み物と軽食も用意してくれました。
こういう経験をすると、お金で安心を買っている部分はあるのかと思いましたし、子連れ旅行している時、特に土地勘ない場所に旅行している際にはとても心強いです。
ホテル滞在そのものが旅行になる
特に5スターホテルに泊まると、そのホテルに泊まっていること自体が旅行になります。いくら観光に出かけるとはいえ、1日の半分くらいはホテルで滞在するわけで、そこにお金をかけるのは子連れかどうかに関わらず十分に筋が通ったことだと思います。
予約の際の確認ポイント
赤ちゃん連れ旅行のホテルを選ぶ際に気をつけている・重視しているポイントを紹介します。
お風呂
子供をどうやってお風呂に入れるのか、事前にイメージしておくと当日困らなくていいと思います。
まだ歩けない赤ちゃんだったら、バスタブある部屋だとその中に大人があぐらかいて乗せられそうだとか、じっと立っていられるのであればシャワーブースあればどうにかなりそうだとか。意外と当日あたふたしがちなポイントです。
公共交通機関からのアクセス
赤ちゃん連れだとどうしても昼寝やおむつ替えのためにホテルに戻りながらの旅行になりがちです。めぐろうと思っている観光地を調べて、動線がよくなるようなホテルを選んでおくと、効率的に動けるようになります。
寝床
これは家族構成や子供の年齢にもよりますが、2歳以下の子供1人連れて家族3人で動いていた時は、ベッドはシングル×2ではなくキング×1をこだわって選んでいます。
ベビーベッドをホテルに手配してもらってそこで寝かせるのが基本路線なのですが、環境が変わると子供の寝つきが悪くなることもあるので、ベッドで家族3人で寝る選択肢も一応用意しておくようにしています。実際何度もこの形で寝たことがあります。
小さいベッドだと、大人も子供も落ちないかという心配が大きくなりますが、大きいベッドだと大人2人に挟んで寝かせると意外と安定します。
予定の立て方
子供中心、無理ない予定を
子供に負担のかかる予定にして体調崩されても元も子もないので、余裕持った予定を立てた方がいいと思います。大人だけの旅行に比べると効率は悪くなってしまいますが、そこはグッと堪えて家族最優先で考えています。
子供の年齢次第では昼寝は必須なので、例えばランチ前後でホテルに戻って昼寝を取らせる形で、午前と午後に2回観光に出かけるのは意外と悪くないです。
おむつ替えどこでするか
どこでおむつ替えができるのか、事前に情報収集しておくと良いと思います。大型の観光地・商業施設を回るのであればおむつ替えスペースもあることが多いですが、中小規模の観光地だとないことが多いと思います。
子連れ特有の旅行先での注意点
水の硬さに注意
海外旅行中、子供が原因不明でお腹を下すことがありましたが、これは水を変えて解決しました。知らず知らずのうちに硬水を与えてしまっていたことが原因のようです。
現地の軟水を調べて購入しておくと安心できると思います。
歩きたばこ
国によっては歩きたばこが多いところがあります。ヨーロッパとかは特に多い印象です。
タバコの位置が子供の顔の高さになるので、本当に注意した方がいいです。
チャイルドシート
その国で車に乗る時にチャイルドシートが必要かどうか、事前に調べておくと良いと思います。全部電車で動ける場合には必要ないですが。
タクシーも含めてチャイルドシートが義務の国では、そもそも法律違反になってしまうのでチャイルドシート無しでは乗ってはいけないのですが、チャイルドシートないと子連れではタクシーにも乗せてくれないという話も聞きます。
我が家では可能な限り現地でチャイルドシートを手配できる手段を探すのですが、多くの国で認証を受けている以下のベルトでOKを携帯するようにしています。子供が外してしまう/抜け出すこともありそうなので大人が隣の席に座っている必要ありますが、海外旅行の時や国内で少し車移動するときにとても便利です。
最後に
いかがでしたでしょうか。小さいお子さんがいらっしゃることが理由で旅行に行くのに躊躇している方の背中を少しでも押すことができたのであれば嬉しいです!
子連れ旅行に関しては、飛行機に乗る際のポイントを以下の記事にまとめましたのでご参考まで。